(0−1) 電源の静音化対策

 それではまず、電源を静かにする方法を紹介します。
電源には内部を冷却するための排気(吸気)ファンがついています。このファンが騒音源となっています。


騒音源となる代表的なパーツ(再掲)
騒音源となるパーツ名称 騒音を発生する主な原因
電 源 排気(吸気)ファンの回転
ケース 排気(吸気)用ケースファンの回転
CPU CPU冷却用ファンの回転
VGA グラフィックチップ冷却用ファンの回転
ハードディスクドライブ ディスクの回転、モーター音
CD−ROMドライブ ディスクの回転およびモーター音、ケースへの共振
フロッピーディスクドライブ ディスクの回転およびモーター音、ケースへの共振

 電源を静かにする方法としては、以下のような方法が考えられます。


電源を静かなものに交換する (おてがる度★★★ 静音効果★☆☆ 安全性★★★)

 電源そのものを静かなものに交換することによって、電源を静音化するわけです。
PCショップに行くと「静音仕様」、「静音設計」などと銘打った電源を購入することができます。
HECやTORICAといったメーカーから静音電源が各種発売されています。
 ただ市販されている静音電源の多くは、周囲の温度によってファン回転数を制御するタイプとなっているので、 値段の割にあまり効果はないようです。 (温度が高くなってくるとファン回転数も上がるためうるさくなる)
 この方法は第1章で具体的に紹介しています。


電源ファンを静かなものに交換する (おてがる度★★☆ 静音効果★★☆ 安全性★★☆)

 電源そのものを交換するのではなく、騒音源である電源ファンを静かなものに交換する方法です。
電源と同様、PCショップに行くと静音仕様のファンが数種販売されています。
 電源ファンを交換するには、電源筐体を開ける必要があります。
筐体を開けることは改造・改変行為にあたり、メーカー保証が効かなくなりますので注意してください。
(電源筐体内部は充電されている箇所があります。感電等には十分注意してください)


電源ファンの回転数を落とす (おてがる度★☆☆ 静音効果★★★ 安全性★☆☆)

 さらに静音効果を得ることができる方法は、電源ファンの回転数を落とす方法です。
一般的に、騒音はファンの回転数に比例して大きくなりますので、ファンの回転数を落とす方法は効果大です。
 ただし、ファンの回転数を落とすことによって風量も減少しますのでご注意ください。
必要な風量が確保できない場合、電源から発煙・発火のおそれがあります。
 電源ファンの回転数を落とす場合、電源内部の温度上昇が飽和することを必ず確認してください。
(ファン回転数を落とすことは改造行為です。発煙・発火のおそれがあります)
 ファンの回転数を落とすには、ファンへの供給電圧を落とす方法が簡単です。


ファンガードを撤去する (おてがる度★★☆ 静音効果★★☆ 安全性★★☆)

 ファンの回転に伴う風切り音も騒音の原因です。(空気がファンガードを通過する際に騒音を発生します)
電源の排気(吸気)孔にはファンガードがついていますので、これを撤去することにより騒音を減少させます。
 ファンガードには、ネジ止めされているものと筐体一体型になっているものとがあります。
ネジ止めされているものは簡単にファンガードを撤去することが可能ですが、一体型のものは結構苦労します。
(ファンガード撤去によって指やケーブル等を挟み込まないよう注意して下さい)
 この方法は第2章で具体的に紹介しています。


電源排気孔にカバーを取付する (おてがる度★★☆ 静音効果★★☆ 安全性★★☆)

 電源排気孔にカバーを取付し、電源から発生する騒音の拡散を防止する方法です。
この方法も効果はありますが、排熱孔を覆ってしまうためPC内部の温度上昇に注意する必要があります。
 電源排気孔用のカバーは市販されています。アルミ板で簡単に自作することもできます。
(市販品を探すのには少し苦労しました...)
 この方法は第2章・第3章で具体的に紹介しています。



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